有効な選択肢限られ手詰まり状態

米国内で北朝鮮の核保有容認論が徐々に広まっている。大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発を止められない手詰まり感もあり、北朝鮮の核保有を条件付きで認め、国際社会で厳しく監視する方が現実的だとの考えからだ。ただ、核保有を認めれば米国に対する信頼性が低下するほか、テロ組織に核兵器が流出する可能性も指摘されており、これまでのところトランプ政権高官は容認を否定している。(ワシントン・岩城喜之)

テロ組織に核兵器流出の恐れ トランプ政権は今のところ否定

米政府は核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への圧力を強化しているが、韓半島の非核化は困難な状況になりつつある。米国が取れる有効な選択肢も限られており、「軍事行動か核保有容認のどちらかを選ばなければいけないところまで来ている」と指摘する米メディアも少なくない。

専門家の間でも、ICBMの完成に必要な大気圏再突入技術を確保する前に北朝鮮と交渉して核・ミサイル開発を凍結し、国際社会の監視能力を高めて核兵器を管理する方策が、これまで以上に真剣に議論されている。

ロバート・ゲーツ元国防長官はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙とのインタビューで「北朝鮮に核兵器を諦めさせることはできないと思う」としながら、「核兵器の運搬手段を短距離にとどめることはできるかもしれない」と指摘。さらに北朝鮮の核兵器を20発程度に制限する代わりに、体制維持を保証する考えを提案した。

またジェームズ・クラッパー元国家情報長官はCNNテレビの取材に「北朝鮮の核保有を認めて管理すべきだ」と主張。

容認派の筆頭ともいえるスーザン・ライス元大統領補佐官(国家安全保障担当)もニューヨーク・タイムズ紙への寄稿で、「冷戦時代には数千発に及ぶソ連の核兵器という、より大きな脅威に耐えたように、北朝鮮の核兵器に耐えることも可能だ」と強調。その上で「米国や同盟国に対する核兵器の使用が北朝鮮の崩壊につながると明確にしておくことで、伝統的な抑止力に頼ることができる」と訴えた。

ただ、今のところトランプ政権の高官らはこうした核保有容認を強く否定している。マクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)はABCテレビとのインタビューで、北朝鮮はソ連より予測不可能な国だとした上で、ライス氏の主張は間違っていると指摘。さらに「大量破壊兵器で米国に直接的な脅威をもたらす可能性がある政権に伝統的な抑止理論が通じるだろうか」と疑問を呈し、北朝鮮の核保有を認めないとの立場を明確にした。

国務省のナウアート報道官も15日の記者会見で「非核化に向けた努力が真剣であると北朝鮮が示したときには対話に応じる」とし、あくまでも非核化が対話の前提条件だと強調した。

一方、こうした主張とは裏腹にトランプ政権が容認に傾くのではないかとする見方も出ている。

マティス国防長官とティラーソン国務長官が連名でWSJ紙に寄稿した内容が、そうした見方を後押ししている。

両長官は韓半島の非核化が米政府の目標だとしながら、「挑発的な脅しや核実験、ミサイル発射を即時に停止することが(交渉を進める)意思表示になる」と強調した。非核化が対話の条件としていたこれまでの主張から、実質的にハードルを下げたとみられており、北朝鮮にメッセージを送ったとする向きもある。

ただ、これまで国際社会を欺いてきた北朝鮮が核・ミサイル開発を凍結する約束を守り、核施設の査察をしっかりと受け入れるかは不透明で、政権内にも慎重な意見は多い。

ジョン・ボルトン元米国連大使は政治専門紙「ザ・ヒル」への寄稿で、核保有を容認すれば北朝鮮が国際社会に隠れて核拡散に動く恐れがあると指摘。そうなればテロ組織やイランに核兵器が渡る可能性もあるとし、「トランプ政権の目標は新しい核兵器保有国の誕生を阻止することだ。これが失敗すれば、われわれは大きな危険にさらされる」と訴えた。

http://www.worldtimes.co.jp/world/usa/80376.html

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北への制裁、核・ミサイルの資金源遮断を
http://vpoint.jp/opnion/editorial/94765.html

コメント一覧
北朝鮮の核を認めたら南朝鮮人もうるさいだろうな
なんだこの妄想記事はw
北の核はイランに流れるよ
>国際社会で厳しく監視する方が現実的

それができなくて現在に至っている訳だが
テロ組織に核流れたらどーすんだよ
北の核を容認するのであれば
日本の核武装と引き換えだぬ

中国にもそう認めさせろ
>>1
アメリカのチョン系メディアが言ってるだけだろw
朝日新聞みたいなさ。
嘘付き民族なのに言う事聞くわけないじゃん
軽水炉提供してどうなった?
>・・・と指摘する米メディアも少なくない。

典型的な詭弁の手法ですがな・・